« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

2008.12.31

ソーニ ドーロ

初夢は、いつ見る夢をさすのか、誰に聞いても返事が異なる。

とイタリア人に指摘された。

イタリアでは初夢で吉凶を占う風習はないという。

 

そこで、調べてみると、

12/31-1/1、1/1-1/2、1/2‐1/3

の3つの説があった。

 

「一日の計は朝にあり 一年の計は元旦にあり」というから、

12/31-1/1に見る夢が、

新年のはじめの夢に思えてならないが、

現代の主流は、1/1-1/2なのだった。

 

ついに今日は、大晦日。

 

Sogni d'oro!  (ソーニ ドーロ) 

 ※Sogni d'oro! とはイタリア語。「素敵な夢を!」の意。

 

 

「ボンちゃん。ゴリラはどんな夢を見るの?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.30

心は10歳。

「大丈夫、あなたはちゃんとやっていける」

(宮崎駿『折り返し点』岩波書店,2008より)

と、10歳の女の子に本気で伝えたくて、

宮崎駿監督は、映画『千と千尋の神隠し』を作ったという。

私の心は10歳なのか、

あの映画が大好きで、映画館で4回観ている。

 

『折り返し点』を読み、

宮崎駿監督が、あの映画に込めた思いが明らかになった今、

なぜ私は、あの映画が大好きなのか?

を、考えてみた。

 

もしかしたら、

“千尋”が両親と生きる世界が、

日本にいる自分の世界観のようで、

“千”となってトンネルの向こうで生きる世界が、

異国にいる自分の世界観のようで、

千尋が、その二つの世界で揺れている様子に、

共感しつつ、切なくもあるのかもしれない。

 

「ボンちゃん。ゴリラの心の年齢は、肉体の年齢に比例してる?』

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.29

チェントオット ゴング

「除夜の鐘を聴く」 をイタリア語にすると、

Si ascolta il gong del tempio.

(スィ アスコルタ イル ゴング デル テンピオ)となる。

「除夜の鐘」は「ゴング」になるのだ。

ゴングと聞いて思い出すのは、

プロレスのリングで、カンカンカンカーンと響き亘る、あのケタタマシイ音色。

「ゴング」という響きと、

除夜の鐘の厳かさとが、不釣合いに感じてならない。

 

またまた更にそれを上回る不釣合いな響きが、

「108つの鐘」なのだ。

「108つの鐘」をイタリア語にすると、

centootto gong (チェントット ゴング)となる。

 

笑える。

 

だから、言語は面白い。

 

「ボンちゃん。チェントット ゴングまで、あと3日だね)

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.28

脳腸相関

腹部の膨満感に悩んでいる女性が多い。

更に、そのこと自体がストレスになり、

症状が悪化する悪循環に、心を痛めてしまうのである。

 

読売新聞(2008,12,27)の記事、健康プラス、によれば、

脳と腸は密接な関係にあり、

ストレスに過敏な人ほど、過敏性腸症候群になりやすいのだという。

 

伊藤克人先生(東急病院 心療内科の医長)は、

おなかの張りを解決する方法は、

不安や症状をあるがままに受け入れ、

自分らしい生活を送るという視点が重要だと話している。

 

感情などがこまやかで、感受性が豊かな人ほど、様々なことに心を痛め、心身を病むに至ってしまう傾向があるように思う。

鈍い人ほど、過敏性腸症候群を患わない。

いい人を辞めれば、病まない。

ということなのだろう。

 

「ボンちゃん。ゴリラはデリケートだから、すぐにお腹をこわしちゃうのだね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.27

一刻者

おいしいお酒を貰い、飲んでしまったが最後、他のどのお酒を飲んでも不味く感じるようになり、迷惑した。

と言ったのは、一刻者として知られる作家、内田百間である。

 

最近、ブルーマウンテンコーヒーを頂き、飲んでしまったが最後、他のどのコーヒーを飲んでも、ウワァッ!これ飲むの、修行だ!と、感じるようになり、迷惑している。

と、密かに思っているのは私である。

というのは、友人にクリスマスプレゼント、何が欲しい?と聞かれ、

ブルーマウンテンの豆、と私は答えた。

心優しい友人は、ブルーマウンテンの豆を500g贈ってくれた。

それが、感動的に美味しいコーヒーだった。

刺激物でありながら、体が自然に受け入れ、優しく馴染んでいくようなマロヤカ~ナな味がする。

そのお陰で、外出の先々でコーヒーを飲む度に、

「う~、迷惑した」と感じてしまう。

「このご迷惑のお詫びにと、ブルーマウンテンの豆を継続的に贈ってくれないのかな…」

と、思ってしまうのだった。 

100g 2100円のコーヒーを、ここのところ毎朝飲んでいる代償は、

思いの外に大きい。

 

「ボンちゃん。ゴリラはみんな一刻者に見えるね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.26

ミカンピール

この冬、ミカンピール(ミカンの皮の砂糖煮)が私の中で流行っている。

作り方は至って簡単なので作り方を記しておこう。

材料
みかんの皮3個(無農薬、ノーワックスのものを使用)
グラニュー糖大さじ3(私はオリゴ糖を使用している)

作り方

①むいたミカンの皮をよく洗い、千切りにする。
  注、白い部分が気になる人は、少し削ぎ落とす。

②①を鍋に入れる。

③水をひたひたに注ぎ、弱火で煮る。

④柔らかくなったらグラニュー糖と、お好みでレモン汁を加える。

⑤焦がさないように注意しながら中火で味を煮含ませる。

⑥完成

チョコレートを溶かしてミカンピールにコーティングにしたり、パウンドケーキに混ぜたり、かき氷のトッピングにしても美味しい。

ちなみに私は、毎朝、フランスパンをトーストにし、オリーブオイルをぬり、ミカンピールを山盛りにのせて、オレンジ色な朝食をとっている。

「ボンちゃん。ミカンは、実も皮も美味しいね」

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.25

燻し銀なイブ

今年のクリスマスイブは、「燻し銀なイブ」にしようと決めていた。

笑点で燻し銀な魅力を放つ小遊三師匠の落語を拝聴しようと、浅草に向かったのである。

学識高い孔子のような人が、喧嘩っ早い短気な長屋住まいの凡人を悟らせてしまうお噺だった。

相反する二者が小遊三師匠に宿っているようで、その燻し銀な魅力に惹かれっぱなしなイブとなった。

 

帰り道、ふと思った。

 

サンタクロースは、与える者の代表的存在である。

サンタクロースは、何かを与えてもらうために、与えているわけではない。

見返りを期待して与えているのではない。

自分を犠牲にして与えているのでもない。

誰かを笑顔にさせたい一心で、与えている。

(“ ワ")ァ~!

小遊三師匠は、サンタクロースだ!

 

「ボンちゃん。黒の紋付き着たサンタクロースって、いきだね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.24

クリスマスの星

イタリアのクリスマスといえば、

クリスマスツリーを飾る。

小さな木のおもちゃを飾る。

お祝いカードを書く。

クリスマスツリーの下にプレゼントを置く。

vischio(ヴィスキオという名の植物)を友達に贈る。

le stelle di Natale(レ ステッレ ディ ナターレ)=クリスマスの星を買う。

クリスマスのテーブルセッティングをする。

トルテッリーニとターキーを作る。

パネットーネとパンドーロを食べる。

教会に行く。

といったところだろうか。

 

日本のように、クリスマスイブに贅沢なプランを立てたり、高価なプレゼントを贈ったりする習慣はない。

クリスマスの星とは、ポインセチアのことである。

 

星といえば、キラキラ。

キラキラといえば、ゴリラの瞳。

ゴリラは、興奮すると、目がキラキラし出すのである。

 

Buon Natale!(ヴォン ナターレ)

Merry Christmas!

 

「ボンちゃん。ゴリラを愛する人は、あの瞳に恋するのかもね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.23

アヘアヘな勇気

挑戦する人は、勇気を放っている。

 

間寛平さんのHPを覗いてみた。

1986年 1月 兵庫県市川5kmの部   21分 08秒 完走

を皮切りに、

2008年 3月 サハラマラソン   51時間46分 05秒 完走

と、22年の間に72回のマラソンに出場し、リヤイアはたった8回。

そして、「僕、目立ちたいの~♪アヘアヘ~♪」

と、陸20000キロ、海16000キロのアースマラソンへと旅立ったのだった。

 

寛平さんが走る姿勢は、思いやりに満ちていて、優しい。

 

走行中の寛平さんが、通りすがりの人と握手し、写真撮影に応じ、

その度に足を止める姿が印象的だった。

 

「ボンちゃん。寛平さんに負けないよう、挑戦し続けるぞ!」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.22

ブラボーな、あんぽ柿

最近、あんぽ柿が食べられずにいた。

あの不自然に鮮やかな夕陽色が眩し過ぎて。

そこで、あんぽ柿の製造の工程を調べてみることにした。

すると、防腐、殺菌、柿の乾きを良くするため、柿の色を良くするため、ビタミンの保持を目的に、

硫黄薫蒸(硫黄を加熱して亜硫酸ガスで燻蒸する)をしていることがわかったのである。

硫黄薫蒸(漂白)なし、保存料無しの、

ブラボーなあんぽ柿は無いものかと探すと、

なんと、ある。

 

さすがは奈良県五条の柿。

と、早速、ネット注文した次第である。

 

あんぽ柿 硫黄薫蒸 夕陽色

  

「ボンちゃん。自然が一番だよね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.21

その命は誰の?

「偉大なる精神は平凡な知性からつねに猛反発を受けるものである」
アインシュタインの言葉である。

アインシュタインの幼少期を紹介しよう。

4歳、言葉を話しだす。

7歳、文字が読めるようになる。

9歳まで、話し方がぎこちない。

小学校の先生から「君はどうせ大した人間にはなれそうもないから」と言われ、中退を勧められる。

もし、アインシュタインが主体性のない人間で、世間からの評価が自分の本質だと思い込み、翻弄され、自分は何をやってもダメな存在なのだろう、などと考えてしまっていたら、
アインシュタインという偉大なる人物が存在したことを、
世界中の人が知ることはなかっただろうと思う。

時に、他人は、他者を批判したり、批評したり、中傷したりもする。
が、言ったことに対し責任はとらない。絶対に。

その事は忘れないでいたい。

世間に疲れてきた時は、

自分が自分を信じなければ、その命は誰のものなのだ?

と、自問自答してみよう!

自分のために、世間に負けちゃいけない。

 

「ボンちゃん。生きるって大変だけど、生きてて良かったって思う瞬間があるから頑張れるよね」

|

2008.12.20

ミラノの風

クリスマスに。

と、ミラノの風を友人が届けてくれた。

 

1817年からずっと、ミラネーゼを虜にしている、ミラノの老舗COVA(コヴァ)の焼き菓子、パネットーネである。

パネットーネはミラノが発祥と言われており、イタリアではクリスマスに欠かせないケーキなのだ。

 

Natale1_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

その風に吹かれたら、イタリアの格言をひとつ思い出した。

Fidarsi e` bene, ma non fidarsi e` meglio.

=信頼は良いことである、が、信頼しないのはより良い。

 

この言葉を言葉どおりに解釈すれば、

おそらくこうなる。

人というのは、信頼を裏切るから、人を信頼しない方がいい。

が、格言になっている言葉が、

果たしてそんなに浅い解釈だろうか?

そんな気がしていた。

暫くたったある日のこと、

ある本を読み釘付けになった。

その瞬間に、ミラノの靄が晴れたかのように、

心の霧が消えたのである。

 

「信頼」という原理というか、根本的な法則は誠に良い。

だからあなたは信頼に値する行動をすればよいヨ。

ただ、誰かを信頼するということにおいては注意がいるのだヨ。

人は未完成な生きものであることを忘れてはならないヨ。

色々な状況に置かれることもあれば、

体調の悪いことだったあるし、

心がいつも穏やかに平安でいられる時ばかりではないのだヨ。

頑張りたくても頑張りが効かないことだってある。

信じられていることを知りながらも、

それに応えられないことだってあるヨ。

従って、

目先のことに一喜一憂するのではなく、

自分の信頼に応えてくれることがあったら、

ラッキー!と、思おうヨ。

そんなふうに人に大らかに接することができれば、

自分の心が悲しみに満ちることはないのだヨ。

 

なかなか精神衛生上良い、健康的な解釈が成り立つと、思わない?

 

「ボンちゃん。ミラノの風は、芸術風だね」 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.19

7色な東京タワー

三田の交差点を歩いていたら、偶然、見てしまった。

 

それは、初々しくも、神々しくも、色っぽくもあった。

いつものオレンジ色が、七色なのだ。

 

東京タワーのHP情報によれば、

12月は東京タワーの開業50周年記念月間のため、

25日まで、色っぽい「ダイヤモンドヴェール」で彩られているという。

 

<クリスマス 恋するタワー 七変化> 

 

「ボンちゃん。ゴリラは、東京タワーの頂上の先っちょまで、よじ登れる?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.18

ああ、歌丸師匠

雑誌『笑点 第4号 やっぱり歌丸師匠はすごい!』日本テレビ、を読んでいたら、桂歌丸師匠の言葉が目に止まった。

歌丸師匠曰く、<若い時の苦労は買ってでもしろ>には続きがあって、苦労というものは、苦労しただけでいたらダメだという。

振り返って、その苦労を笑い話にできるようになることを、人生の目標にしなさい。

苦労は、自分の努力で乗り越えなければ笑えないからね。

と、語っておられた。

 

昨日書いた記事「人の不幸は蜜の味?」に則って考えるならば、

人の不幸によって癒される本質を持つ傾向があるのが人間という生きものである。

 

自分の不幸を自分で笑えるようになったら、

まさに人格者と言える。

 

それ程になれば、努力してきたことも実り、

お世話になってきた人にも恩返しができるというものだ、

と、歌丸師匠は言っておられるのだろう。

 

さすが、歌丸師匠! 

瞬時に、的確に、絶妙な間で深いところを読んで、つく。

名笑点司会者は一日にして成らず、そうつくづく思った次第である。

 

「ボンちゃん。ゴリラは、相手と、ひとめ合わせただけで、相手の心の在り様を見抜いてない?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.17

他人の不幸は蜜の味?

東野圭吾氏曰く、

「笑い」を分析すると、

最後の最後には、

他人の不幸というものに落ち着くことが分かるという。

 

長寿な人ほど、よく笑っていると言われている。

辛い時ほど、笑いなさい、と医師も脳科学者も言う。

 

昔から、「他人の不幸は蜜の味」と言う。

人間という生きものは、他人の不幸に親しみや安心感を覚える傾向があったりする。

 

なぜ、人には笑いが必要なのか?

なぜ、笑うと元気になれるのか?

という観点から考えれば、

笑いの本質にある、人の不幸を笑う事を実践すると、

無意識ながら、優越感に浸る事ができるのかもしれない。

その結果、下がっていた自己重要感が上がり、

自分を取り戻すことを可能にするのかもしれない。

そして、

自分よりもっと大変な思いをしている人間がいるのか。

ヘコタレズ、モウイッチョ、ヤッテミルカ!

という気分になるのかもしれない。

 

「ボンちゃん。ゴリラにとっては、何が蜜の味?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.16

マクロビアン

私は、ほぼマクロビアンなのか、と気づいた。

マクロビアンとは、マクロビオティック (Macrobiotic)を実践している人をさす。

 

マクロビオティックとは、東洋思想である陰陽説、その調和である中庸を目指す食生活を理想とするもので、桜沢如一氏が広めた、美容と健康を考える穀物菜食の食事法である。

今では、ヨーロッパやアメリカのスーパーモデル、ハリウッド俳優、バレリーナやダンサーなどにも広がっており、マドンナやトムクルーズ、シャロンストーンなども実践しているという。

 

私の場合、肉類、乳製品、卵、添加物等を摂取せず、自然食や素材食をこよなく愛す食事を心がけていたに過ぎないのだが、それが世で「マクロビオティック」と呼ばれるものと、ほぼ同一だと知った。

玄米を食べようと思いつつも白米を食べていた理由は、ただひとつ。

玄米用炊飯器無しに玄米は炊けないと思っていたからである。

が、圧力鍋で玄米は簡単に炊けると友人が教えてくれたのだった。

 

 

早速、下記のように炊いてみた。

いざ!心身ともに健康体へ!

と、目指す方のために、

私が成功した玄米の炊き方を記しておこうと思う。 

 

玄米の炊き方 圧力鍋(3.5L)

 

材料 玄米 2カップ(約400cc)  水500 cc

※炊く前に玄米を浸水させて置かなくてもOK。

①玄米をカップで量る。

②玄米をさっと洗いザルにあげて水切りをする。

③圧力鍋に玄米と水を入れる。

④まずは強火にかける。

 ※圧力鍋のおもりが上がってきて、蒸気機関車のように、シューシューと音がしてきたら、弱火にして、20分ほど炊く。

⑤火を止める。

 ※15分~20分蒸らし、おもりが完全に下がったのを確認してからふたを開ける。

⑥全体を軽く混ぜる。

⑦モチモチっとした玄米ご飯の出来上がり。

 

「ボンちゃん。〈人〉と〈良〉という字を重ねて、〈食〉という字なのだよ」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.15

近道

「ひたむきに生きよ。御台。わしがいつも見ておるからの」

NHK大河ドラマ『篤姫』において、

亡き家定が姿を現し、天璋院に告げた言葉である。

仕事があって、『篤姫』を数話しか見ていなかった私でも、この言葉を聞いた時、普通ではない、何か特別な重さが伝わってきて、涙がこぼれた。

その理由が今日判明したのだった。

 

『篤姫』を脚本した田淵久美子氏のご主人様は、

「面白い。君は天才だね」

と、書き上げた脚本を読んではいつも褒めてくれていたという。

ご主人様は、この10月、ご病気で61歳という若さで他界されていたのである。

篤姫を最後まで見ることが叶わぬままに。

記事(週刊文春2008,12,18)は、

脚本を書いていた時には自分でも気づかなかったが、

後に、

あのセリフは主人が言わせた言葉だったのだと気づき、

涙が再び溢れてきた、と結んであった。

 

人間は言葉を話すけれど、

多くの人は、

言葉に愛をのせようとはしない。

かけがえのない人になりたければ、

どんな時も、

愛のある言葉を放ち続けることが、

近道だというのに。

 

ナゼナノダロウ。

 

「ボンちゃん。ゴリラは寡黙だけれど、愛を放っているね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.14

第4の男

緑色蛍光たんぱく質GFPの遺伝子を突き止めた生物学者、ダグラス・プレッシャー氏(57)が、

一部門3人と決まっているノーベル賞で、涙をのんだ第4の男なのだという。

2008年度、ノーベル化学賞を受賞したのは、下村脩氏、マーチン・チャルフィー氏、ロジャー・Y・チェン氏だった。

チャルフィー氏とチェン氏は、プレッシャー氏から遺伝子をもらって実験し、ノーベル賞の受賞に至っているのである。

プレッシャー氏は、NASA関連の企業で研究職に携わっていてリストラを受け、現在は時給10ドルで運転手をしている。

彼は、心から2人の受賞を喜んだという。

受賞者の2人が、彼をストックホルムの授賞式に招待し、会場で紹介され、万雷の拍手を浴びることとなった。

 読売新聞(2008,12,11)より

会場に居合わせた人も、このニュースを読んだ人も、プレッシャー氏の心情に自らを置き換え、涙したことだろうと思う。

 

不遇の時もあるが、

誠心誠意を以って努めたことは必ず報いられる。

人の尊重する時がくる。

志を継ぐ者が出てくる。

 

これこそが、心亨る。

昨日紹介した易経の卦、「坎為水」(かんいすい)の教えそのものなのだ。

 

「ボンちゃん。絶望さえしなければ、希望はあるよね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.13

心亨る

「困難はただ乗り越えろ」

ノーベル化学賞を受賞された下村脩氏の信条だという。

易経には64卦の卦という教えがある。

初めて易経を読んだ時に、心に一番強く印象付いた卦が、「坎為水」という卦だった。

その教えはまさに、心亨る。困難はただ乗り越えろ、なのだ。

人は、楽な時は心が緩むが、苦しい時、引き締まった気分になる。

車海老は氷水につけると、びっくりするのか、驚いて飛び跳ねる事がある。

冷たい境遇で、

引き締まった気分で困難に処していけば、

車海老が飛び跳ねるように、

新しい機運が開けると思うのである。

目先の成功とか、失敗とかで、

全てを解決することはできない。

「坎為水」の最も大切な部分は、

誠心誠意で努めたことは、心亨るというもの。

失望せず、

苦しい時は苦しいことに耐えたら宜しい。

困難の中を工夫したら宜しい。

どうにもならない時は、自己の力を養い、

自らで困難を解決すべき時が来ることを確と信じ、

力を落とすではない。

この教えが私は大好きなのだ。

 

 

「ボンちゃん。困難はただ乗り越えろ!ってカッコイイね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.12

温い、布団が。

「毛布はね、お布団の下ではなく、お布団の上にかけた方が、ずっと暖かいのよ」

と、小学生の頃、親戚の叔母に教えてもらったことがある。

毛布は身体に触れる一番下にかけるものだと信じて疑わなかった私には、まさに寝耳に水の話だった。

夜、悦び勇んで、毛布を一番上にかけて眠った。

が、温かいどころか、肌に毛布が触れていない分、寒かったのである。

叔母との感覚の相違なのだろうか…、

と、子供心にも不可解さが残った。

 

時を経て、産経新聞(2008,12,10)「冬を乗り切る冷え症対策」を読んだことで、その不可解さが解けたのである。

嬉しかった。

そこで思い出した。

いまでこそ羽毛布団は安価になったが、その当時は40万円以上はしていたはず…。

叔母の家は子供もなく、裕福な暮らしぶりだった。

当時の私の布団は、羽毛ではなかった。

感覚の相違ではなく、

布団の相違が理由だったのだ。

 

新聞によれば、掛け布団は、肌に密着するようなものを選び、体と布団の間に隙間ができないようにする工夫が必要なのだという。

更に、羽毛布団は、体温が伝わると温かさが増してふくらむため、毛布は羽毛布団の上にかけると良いという。

 

昨夜、今度こそは温かいに違いない、と、羽毛布団の上に毛布をかけ、眠った。

 

温い、布団が。

 

「ボンちゃん。ゴリラは、毎日新しいベッド作って、眠るんだよね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.11

予防予防接種!?

友人がインフルエンザの予防接種を受けた。

数日後、吐き気とだるさに襲われ、動けなくなって会社を休むことになってしまった。

連絡を受けた私は、まずは病院に連絡をした方が良いと勧め、新米でお粥を作って持っていくからね、青森産の蜜入りリンゴもあるからね、しっかりするのだぞー!と励まし、友人宅に向かったのだが、見れば、みの虫と化し、明らかに具合が悪そうである。

お粥を口にする食欲もないままに、再び病院に行くと、すぐさま吐き気止めの点滴をされたのだった。

 

予防接種の予防接種が要りそうな、

ナンジャコリャ!な話である。

 

友人の体重は、40kgと平均体重よりずっと軽い。

40kgの人でも、80kgの人でも、同量の予防接種を受けているのが現実である。

なんだか、変ではないのか?と、素朴な疑問が生じた。

予防接種や投薬には、体重制で分量を変える必要がある、と感じているのは私だけだろうか…。

 

「ボンちゃん。これじゃ、人によっては、予防接種の前に、予防予防接種が必要になっちゃうと思わない?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.10

アックア・アルタ

なんて穏やかな、暖かい朝なのだ。

と、暖冬の過ごし易さを喜んでもいられない。

このまま温暖化が進めば、イタリア・ヴェネツィアが水中都市遺跡となってしまうかもしれないのである。

冬、ヴェネツィアはアックア・アルタに見舞われる。

アックア・アルタとは、イタリア語で高い水と呼ばれる高潮現象である。

街が水浸しになるのだが、今年は1mの高さを超える高潮となり、街が冠水したという。

そんな中、水上スキーを楽しんでいる人々が出現しているというから、あまり物事を難しく考え過ぎず、まずは、その時々を楽しもうとするイタリア人魂はアッパレなのだった。

ポカポカ陽気の冬の東京で、

愛する街、ヴェネツィアに思いを馳せる今日この頃である。

 

「ボンちゃん。アックア・アルタが起き出すと、サンマルコ広場に、海水が湧き上がってきて、次々と水たまりができてくるのだよ」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.09

至誠

「至誠を貫きなさい。

至誠とは普段やらなければいけないことを、

真剣に本気で、

誠意をもってやることだ。

朝起きたら、玄関の掃除、トリのエサくれ、布団干し…

そういうことを真剣にやりなさい。

絶対に手を抜かないで、とにかく真剣にやりなさい。

そうしたら、いつか自分の役割が必ずわかる」

(比田井和孝、比田井美恵『私が一番受けたいココロの授業』 ごま書房,2008より)

吉田松陰が、門下生に言った言葉なのだという。

 

私ごとであるが、

数年前、土に埋もれた状態にある、大きさや種類の異なる砂利を、

箸などを利用し、種類別に拾い集めたことがある。

その時に強く実感した。

物事というのは、こうやってコツコツと積み重ねてやっていけば、

最後にはできるのだ、と。

何に対してでも、真剣に向き合っていると、何かが見えてくる。

 

「ボンちゃん。結果は後から付いてくるものだよね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.08

枯渇しないもの

「すべての資源は枯渇する。しかし枯渇しない唯一の資源がある。それは人間の能力である」

竹中平蔵氏が、経済学者、ピーター・ドラッカーの言葉を紹介していた。

竹中平蔵氏曰く、その言葉の対極にあるのが、

ミドルエイジ・シンドローム(中年症候群)なのだという。

「歳だから、新しいことをやる気がしない、と何もやらない。するとますます不安になる。そして中年症候群になる」

(『潮』2009年1月号 楽観主義が人生を楽しむキーワードより)

 

能力は確かに、枯渇しない。

もうひとつ枯渇しないものがあると思う。

誰かの幸せを願い続けること、

言葉を換えれば“愛”

も、枯渇しないのではないだろうか。

 

「ボンちゃん。愛する者の幸せを願い続けていると、心が愛で満ちてくるよね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.07

大物なゴリラ

つい数週間前、山極寿一氏がアフリカのガボンの森(ルワンダから100キロ以上離れた地)でゴリラに頭と足を咬まれ、血まみれになったという。

ご本人の手記によれば、この三年間、人間に馴らそうと努めてきた対象のメスゴリラで、

重症を負わずにすんだのは、オスゴリラが後ろから走ってきて、メスたちを捕まえて引き離してくれたからなのだった。

(『潮』2009年1月号、「楽観主義が人生を楽しむキーワード」より)

本来、友好的なはずのゴリラが、今回のように、人間を懲らしめようとしたのには理由がある。

その地域では、地元の人たちが、ゴリラを食用にしていた時代があり、ゴリラが人間を敵視するようになってしまったからだと記してあった。

 

ゴリラ界では、ケンカが始まると必ず誰かが仲裁に入って、ケンカを止めさせるといわれている。

それにしても、攻撃を制したオスゴリラは大物だと思う。

自分たちが敵視している人間という生きものに、

仲間が攻撃をしている、その姿を見て、

援軍となるのではなく、

制したのである。

立派だ!

「ボンちゃん。シルバーバックは、崇高な精神の持ち主が多いの?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.06

バラの花びらジャム

イタリア、ジェノバのソツィーリア通りに、

1789年創業の砂糖菓子・チョコレート菓子専門店、ピエトロ・ロマネンゴはあるのだという。

Jam

 

 

 

写真、バラのジャムとマロンのシロップ漬け

先日、知人とジャムの話題で盛り上がっていたら、

バラの花びらジャムを食べたことある?と聞かれた。

そのようなロマンチックなジャムがこの世に存在することすら知らなかった私は、目を丸くして首を横に振ったのだった。

楽しかった、美味しかった、幸せだったと、話を聞かせてくれる人は多いが、その幸せを味あわせてくれようとする人は極僅かであるように思う。

ピエトロ・ロマネンゴ社の菓子は、保存料などを一切使用せず、果物はジェノバのあるリグーリア州で取れたものだけで作られ、伝統のレシピに従って、今もその味を守り続けているのだという。

スカラ座には、作曲家、ジュゼペ・ヴェルディがピエトロ・ロマネンゴ社に宛てた手紙が残っており、1868年のウンベルト1世とサヴォイア家マルゲリータ妃との婚礼の記録にも注文書が残されているという。

知人は、「きっと幸せを感じると思う」と言って紙袋を渡して下さった。

見れば、バラのジャムとマロンのシロップ漬けが入っている。

バラの花びらジャムを贈る人は、贈られた人を、何ものにも替え難い幸福感で包んでしまう、そんな特別さがバラのジャムにはあった。

 

「ボンちゃん。ゴリラはバラの花びらの味、好き?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.05

あめ玉戦法

私たちの脳は、エンドルフィンというホルモンを分泌する。

それは、脳内麻薬とも言われている物質で、

鎮痛効果や多幸感をもたらすものである。

 

脳内で、

エンドルフィンを分泌させることができれば、

誰もが、

瞬時に多幸感に浸ることができるのだ。

 

意識的にエンドルフィンを分泌させることが可能ならば、

良好な人間関係の構築に役立つだろうと、

推察がつく。

 

ニッヒッヒ。 

なんと、

その方法があるのだ。

 

甘い物を食すると脳の中枢神経が刺激され、

エンドルフィンが分泌されるという。

 

 

人間関係をスムースに運ばせる、

いち手段として、

あめ玉戦法も良いようである。

ニッヒッヒ。

 

「ボンちゃん。ゴリラは、すっぱいイチゴと、甘いイチゴ、どっちのが好き?」

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.04

ホーキング博士の言葉

天才物理学者、アインシュタイン博士の再来と言われる、スティーブン・ホーキング博士の言葉が心の奥の奥にまで届いた。

フジテレビ、11/28 人体再生ロマンスペシャルⅣを見てのこと。

博士がALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病したのは、21歳の時だった。

その病が徐々に進行しており、現在では声を出すことも、身体の大部分の部位を動かすこともできない。

コミュニケーションはというと、若干動く顔の筋肉を活用し、コンピューターを介して電子音に変換し、意思疎通を可能にしている。

要略的ではあるが、博士は次のようなことを語った。

 

人は誰でもできないことがある。

そのできないことを考えて悔やむのではなく、

できることを伸ばすことが大切なことであり、幸せなことである。

 

「ボンちゃん。無重力空間で身体が宙に浮かび上がった時の、博士の嬉しそうな笑顔、あの映像を思い出すと涙が溢れてくるね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.03

マドンナな水かき

もしかしたら、妖精なのかもしれない。

生病老死は人間の宿命だというのに、

老いを克服し、永遠にチャーミング、

といった印象を受ける人々がいる。

すぐに思い浮かぶのは、

女優、松坂慶子さん(56歳)。由美かおるさん(58歳)

 

ハリウッドセレブの年齢が、何気なく見た雑誌、女性セブン 12月11日号 小学館に載っていた。

シャロン ストン(Sharon Stone) 50歳

マドンナ (Madonna) 50歳

ミッシェル ファイファー(Michelle Pfeifeer) 50歳

レネ ルッソ(Rene Russo) 54歳

キム ベイシンガー(Kim Basinger) 54歳

メリル ストリーブ (Meryl Streep) 59歳

 

白鳥は、

優雅に見えるが、

水面下では必死に水かきをしている.。

 

そんな優雅な、白鳥美を感じさせる人々の持つ、

水かき的要素とは、

意志より強い、想像力なのだろうか…。

いずれにせよ、美の保持に向け、

想像を絶する努力をしていることだけは想像するにた易いことである。

 

「ボンちゃん。ゴリラ界でも、夢中に生きているゴリラは、いつまでも若い?」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.02

本物の恋

『永遠の7日間』(PHP研究所 2008)の著者である、

マルク・レヴィ氏と、脳科学者、茂木健一郎氏との対談記事が雑誌に載っていた。

マルク・レヴィ氏曰く、

男と女は、言葉をひと言も発しなくても、恋ができる。

ひとめ惚れは、磁石や電気作用が起きるようなもので、脳内で生じる科学変化で、爆発である。

従って、恋に落ちるのと、愛情を持ち続けるのは別のこと。

マルク・レヴィ氏のご両親は、55年も連れ添っていても、ずっと恋をし続けているのだという。

ある時、お父様が目を患って、一週間、目が開けられず、寝たり起きたりしていた。

いつもと変わらずお洒落をし、眼鏡までかけかえたりしている父親に、息子、マルク・レヴィ氏が「なぜ?」と聞いた。

父親は答えた。

彼女(お母さん)の心を惹こうとしているだけだ。

更に父は続けた。

愛されるだけでなく、お互いに労わり合い、愛を与え合うこと。

人生で、最も素晴らしい達成感は、そうして得られるものである、と。

 

恋愛小説の名手として知られる、フランス人気No.1、ベストセラー作家マルク・レヴィ氏の小説に宿るメッセージは、

人は「愛」に生きたい生きものである。

人生最高の達成感を味わうために、情熱的に熱く生きようではないか。

と、いうものなのかもしれない。

 

ひとめ惚れというケミストリーを、

本物の恋に育てられるかどうかは、

美学に生きようと決意し、

努力するかどうかなのだろう。

 

「ボンちゃん。美学に生きれば、本物の恋ができるってことだね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

2008.12.01

陶芸…観音さまの耳?

観音さま(陶器製)の右側の耳?

のような部分が欠けてしまったので、

なんとか修復できないか、という相談を受けた。

Kannonsama0

 

 

 

 

耳?を陶芸で作り、金で塗ってみた。

Kannonsama1

 

 

 

 

こころなしか、観音さまが微笑んでいるように見える。

おっ!お喜びだ!

「ボンちゃん。部分的とはいえ、観音さま作りは初めてだったね」

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »