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2009.03.17

もののけ猫

いつも通る道の、

当たり前の風景の中で、

新鮮な思いを見つけると、

こんなにも心が華やぐものかと、

不思議だった。

 

 

小春日和だった昨日のこと。

アスファルト道に、猫が一匹いた。

陽射しが眩しいのか、太陽に背を向けて座っている。

その背中はまるで、

白とグレートと茶が見事に調和した旗のようだった。

猫の邪魔をしないように、静かに背面側にしゃがんだ。

この猫背フォルムなら、

水さえも喜び勇んで流れるにちがいない、

と、暫し時を忘れて見惚れていた。

 

次の瞬間、

私の目はアスファルトにいる、

もののけな力に一気に吸い込まれてしまった。

 

愛しさを覚える身体のフォルムとはかけ離れ、

幻の世界に生きているような、

もののけな猫が地面にいたのだ。

それはまるで、

猫の魅力は人間には計り知れない、

と、告げているようだった。

 

あの猫を見てしまった今となっては、

猫の影の影が、実在する猫に思える。

 

触れれば柔らかい猫が、

猫の影の幻影であっても不思議ではない。

そんな気がしてくるのだった。

 

Gatto1

 

  

 

 

 

「ボンちゃん。ゴリラも、影が物の怪?」

 

 

 

 

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