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2009.03.07

Queen Mary 2

Qm27

 

 

 

「クイーン・メリー2」は、海に浮かぶ巨大ホテルのようだった。

(総トン数:151,400  全長:345m 全幅:39.9m
船客定員:2620名 クルー:1299名 建造年:2004年)

 

Qm24

 

 

暴風雨の中、

「まるで修行だね」と、

北風で硬直した顔をほころばせている人々が、

ふ頭には大勢いた。

一方、桜木町駅では、

タクシーの運転手さんが顔をほころばせていた。

  

「クイーン・メリー2」が入港した場所は、

桜木町から高速道路を使って30分程度の場所にある貨物港、

横浜港大黒ふ頭(T-1・T-2岸壁)だった。

その理由は、

大きくて横浜ベイブリッジ(高さ56m)を通過できないからである。

 

Qm23

 

 

「これで5往復目だよ、もう疲れちゃったよー。大黒はもういいよ」

と、運転手さんがすこぶる上機嫌だった。

 

日本に10時間しか滞在しない客船を、

ひと目見るためだけに、

辺ぴな大黒ふ頭までタクシーを利用して来るのだから、

よほどの情熱家か、ロマンチストか、

いや、単なる物好きか、

世の中には珍しい人がいるものである。

と、つくづく感心しつながら、気づいた。

私もその1人か、と。

 

Qm25

  

 

過去に日本に寄港した客船では最大の大きさだという。

海面から62mの高さは圧巻だった。

 

出港時刻に近づき、

世界一周旅行をお楽しみ中のセレブな船客が、

横浜観光を終えてバスで戻ってくる。

 

笑顔がバスの中で揺れ、手を振っている。

 

傘をおちょこにし、寒さに凍えながら、

微笑を湛えて手を振る私たち。

 

次々と、横浜の街からバスが戻ってくる。

 

手を振りながら、なぜだか涙が溢れてくる。

それが不思議だった。

 

ようこそ、NIPPONへ……。

ありがとう、NIPPONは良かったよ……。

 

笑顔が伝えるものは、

そういった印象なのだろう。

 

 

利害関係も無く、

なんの駆け引きもない関係性。

そういう状況でしか生まれない笑顔がそこにはあった。

涙が湧いてきたのは、

その笑顔に心が揺れたからなのだろうか。

 

「ボンちゃん。ゴリラはどんな時に、感動する?」

 

 

 

 

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