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2011.05.06

5月の風

よく晴れて心地よい風が吹く5月。

ゴールデンウィークはあるし、

毎日が心弾んでもよさそうなのに、

5月といえば、心晴れない人も多い。

 

記憶違いで無ければ、

12ヶ月の中で○月病と言われるのは、5月病だけ。

5月病と言えば、

…入社したばかりの新入社員が、

緊張感が少し解けた頃に学生時代を懐かしみ、

この先やっていけるだろうか…と憂鬱さに悩まされたり、

ゴールデンウィークの長い休み空けに現実逃避したくなったり、

年度変わりが生んだ新生活になかなか馴染めず、

メランコリックな感情が芽生え、

心の片隅にあっても考えずにいたことに着眼し出し、

何だか今までやってきたことが報われていないような気がしてきたり、

未来へ挑む自信が失せてきてしまったり…、

そうした症状に悶々とした思いを抱えるような症候群だと思う。

 

空気は清々しくお日さまは優しいというのに、

なぜ人にはこうした症候群が起きるのだろうか…?

現実を変えること以外に解決策はあるのだろうか…?

と、薫風に吹かれながら考えていたら、

意外なる結論付けに至ったのである。

それはもしかしたら、

素晴らし過ぎるほど心地よい風のせいなのかもしれない、と。

風があまりにも気持ちが良いから、

その心地よさと正反対な心地悪さに目がいってしまう。

すると、そのことが妙に虚しく、哀しく思えてくるのでないか。

ついつい薫風と自らの心の内を比較してしまう。

風が素敵であれば素敵であるほど、

心の不快感を無視できなくなってしまうのではないか、

と、そんなふうに思えてきたのだ。

従って、解決策はある。

心地よい風が吹き止めば、心も元に戻るはず。

そう、月が変わるのを待てば良いのだ。

6月、梅雨入りして余計に憂鬱になる可能性もあるけれど、

6月をなんとか乗り切ることができれば、

初夏の風に風鈴が揺れる頃には憂鬱さも消えているに違いない。

 

そんなふうに思えてきたのだけれど、ドウナンダロウ…。

それにしても…5月の風は素敵過ぎる。

愛し過ぎる。

ああ、5月の風よ。

あなたはなぜ、5月の風なの?

 

「ボンちゃん。ゴリラもやっぱり5月の風が好き?」      

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