再再再婚のメカニズム
そういえば、
2度目の結婚が破たんし、
莫大な額の慰謝料の支払いが話題になっていた、
ポール・マッカートニーが、また結婚するという。
これで3度目の結婚。
心の切り替えが早い人なのか、
短期間に、結婚、離婚を何度も繰り返すという、
私には到底できない離れ業を成し遂げる人がこうしている。
ポール・マッカートニーの離婚の理由は知らないけれど、
性格の不一致を理由に、
結婚、離婚を繰り返す人の心に思いを馳せ、
そのメカニズムに憶測をたくましくしてみたい。
よく一回目の結婚相手は生活感を感じない女性だったのに、
離婚して再婚した人は生活感を感じる女性というケースがある。
或いは、その逆のケース。
こうしたケースは、
一度目の結婚の後、
自分が求めるものを相手が持っていないことに気付き、
その経験から深く学習し、
この不一致は永遠だと悟り離婚。
再婚相手には初婚とは正反対の人を選び円満となった。
めでたしめでたし。
これが2回目の離婚が無い人のように思う。
しかし、中には3回、4回と、何度も結婚、離婚を繰り返す人がいる。
そうした人の心は、どういう状況に陥るのだろう?
気になるところである。
ちょっと極端な例だが、一例を挙げて考えてみたい。
例えば、ドラマ、「渡る世間は鬼ばかり」の、小島五月(演:泉ピン子)のように、勝ち気だけれど我慢強くて、しっかり者で、流行りのファッションなんかに興味も無く、店を切り盛りして家族を支える、派手か地味かといったら、地味なタイプの女性と結婚すれば円満な男性が、
なぜか、惹かれる女性は、
ベッカムの妻、ヴィクトリアのように、気が強いと言っても、貴公子ベッカムを尻に敷くとも言われる程の圧倒的な気の強さで、靴のヒールの高さに比例したようなプライドの高さを持ち、ヌードさながらなシースルーで街を歩いてしまうような、生活感とは無縁な女性だったりすると、
ここに大きな矛盾が生じている。
好きになって、結婚する。
上手くいかずに、離婚。
また同じようなタイプに惹かれて、結婚する。
また上手くいかずに、再び離婚。
それで3回、4回、5回…と、
結婚と離婚をくりかえすのではないか…。
こういう言い方をしては語弊があるかもしれないが、
言わば、学習しないタイプ。
惹かれるタイプが、
自分の求める生活をもたらさない人だったりすると、
何度も結婚、離婚を繰り返していくことになる…。
再再再婚のメカニズムとは、
そのあたりのことが影響しているように思うのだ。
妥協したり、
学習しないというのも、
勇気ある挑戦者だとも思う。
強い信念によるものなのかもしれないし、
ある種の美学かもしれないなあ…。
「ボンちゃん。ゴリラは一夫多妻制だけど、一度妻にしたゴリラと、性格の不一致で離縁することってあるの?」
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