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2011.06.27

「君が代」…賀のうた

賛否両論の国歌といえば、日本のそれもそれに漏れず、

その歌詞が国内で論議の対象となっている。

 

そこでその発祥をちょっと調べてみた。

「君が代」
作詞 不明(読人しらず)(905年古今和歌集初出)
作曲 林廣守、奥好義、(フランツ・エッケルト)
採用時期 明治維新後の明治13年1880年10月26日(非公式)
1888年(対外正式公布)
1999年8月13日(法律で正式に国歌に制定)

なんと驚くことに、その作詞は平安時代。

平安時代といえば、

794年-1185年/1192年頃?。(794年は延暦13年に当たる)

桓武天皇が平安京(京都)に都を移し、

鎌倉幕府が成立するまでの約390年間。

そんな遠い昔の歌なのである。

『古今和歌集』といえば紀貫之ぐらいしか思い浮かばないが、

「君が代」 は『古今和歌集』の「賀のうた」の中に、

題しらず、読人しらずとして収められている短歌だという。

「わが君は 千世に八千世(やちよ)に さヽ゛れ石の 巌(いはほ)となりて苔のむすまで」

色々と問題視されている「君が代」だが、

この短歌の作者は、

お祝いの歌として作詞したものだという。 

更に驚くことに明治36年(1914年)、

「世界国歌コンクール」(ドイツで開催)で一等を受賞している。

その時の講評が、

「世界でもっとも荘厳な音楽」ということだったという。

諸外国の国歌が戦いに向けた勇ましい歌詞であるのに対し、

日本の国歌は『古今和歌集』の「賀のうた」だという事実が、

その異色さが、日本らしいようで、なんだか嬉しい。

歌詞や曲調が諸外国のそれとは随分違う理由が、

これで明らかになった次第。

 

「ボンちゃん。ゴリラ界にはゴリラ界歌ってないの?」

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