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2011.07.09

ロンベリコ ロンブリコ

「おへそ」と「ミミズ」は似ている。

イタリア語の単語の話なのだが、

おへそ… ombelico オンベリコ。

定冠詞をつけると、l'ombelico ロンベリコ

ミミズ… lombrico ロンブリコ。

ロンベリコにロンブリコ。

たった、一字違いなのだ。

 

日本には、「へそ」をつかった慣用句がある。

例えば、「へそが茶をわかす」。

もしも…ロンベリコ(へそ)をロンブリコ(ミミズ)と言い間違えたら、

「ミミズが茶をわかす」になって面白いのだろうか…調べてみた。 

「君の話を聞いているとへそが茶をわかすよ」

=Le storie che sento da te sono veramente ridicole.

直訳すると、「君から聞く話は本当にばかばかしい」。

残念、ロンベリコ(へそ)という単語は使われていない。

 

じゃあ、「へそを曲げた」はどうか。

もしも…ロンベリコ(へそ)をロンブリコ(ミミズ)と言い間違えたら、

「ミミズを曲げた」になって面白いのか?

「へそを曲げた」=E` diventato scontroso.

直訳すると、「不機嫌になった」。

またもロンベリコ(へそ)は無し。

 

それでは、「彼はへそ曲りだ」はどうか。

もしも…ロンベリコ(へそ)をロンブリコ(ミミズ)と言い間違えたら、

「彼はミミズ曲りだ」になって面白いのか?

「彼はへそ曲りだ」=E` intrattabile.

直訳すると、「彼は扱いにくい」。

これまた期待外れでロンベリコ(へそ)は無い。

 

では、「ほぞ」でいってみよう!

「ほぞ」とは「おへそ」である。

「ほぞを噬む」は、

自分のおへそをかもうとしても及ばないところから後悔するの意。

もしも…ロンベリコ(へそ)をロンブリコ(ミミズ)と言い間違えたら、

「ミミズを噬む」になって面白いのか?

「ほぞを噬む」=Te ne pentirai amaramente

直訳すると、「そのことであなたは後悔するよ」。

これまたロンベリコ(へそ)無し。

 

こうなったら、ミミズで勝負!

「ミミズののたくったような字」という言い方がある。

イタリア語でも「ミミズ」という単語を使って表現するのか?

もしも…ロンブリコ(ミミズ)をロンベリコ(へそ)と言い間違えたら、

「おへそののたくったような字」となって面白いのか?

「ミミズののたくったような字」=scrittura orribile

直訳すると、「すさまじい筆跡」。

ロンブリコ(ミミズ)無し!

 

それじゃ、最後に「みみずばれ」で大勝負!

もしも…ロンブリコ(ミミズ)をロンベリコ(へそ)と言い間違えたら、

「おへそばれ」となって大爆笑?!

「みみずばれ」をイタリア語で何というか?

答え graffio

直訳は「ひっかき傷」。

Oh!Noooo!ロンブリコ(ミミズ)無し!

 

イタリア人にとって、

「おへそ」も「ミミズ」も、

イメージを呼び覚ますものではないらしい。 

ロンベリコにロンブリコ、似ている。

 

「ボンちゃん。ゴリラ語の中にも、似ている表現ってあるのかな?」

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