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2011.07.03

猫の失恋

数日前に『猫の恋』という玉ログ記事を書いたのだけれど、

家に帰る途中に一匹の見慣れない猫と道ですれ違って、

器量もスタイルも良くて品性を感じる猫で、

近所のクロベエが形相を変えて追いかけている様子から、

クロベエが完全に恋に落ちていることが判明したという話。

そうしたら今日、

新聞の折り込み広告と一緒に、

「猫を探しています」という折り込みチラシが入っていた。

写真を見ると、箱入り息子のような雰囲気の正にその猫だった。

これであの猫は飼い主の元に戻るに違いないだろう。

と、思った瞬間、

イケメンをハントしようとしていた女子猫クロベエが思い出された。

彼が邸宅に戻ったら、

おそらく飼い主は二度と彼を外に出さないだろう。

そうなると、クロベエが彼に再会できる可能性はなくなってしまう。

クロベエの恋は終わりに近い。

 

青空なのに雷が轟くことがある。

クロベエにとって、この恋はそんな恋だろうか。

クロベエは彼の不在に嘆き、

涙し、

涙の記憶に語りかけるのだろうか。

そして、いずれ彼の不在感を愛するようになるのだろうか・・・。

 

「ボンちゃん、ゴリラは愛するもの不在感を愛する?」

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