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2011.09.12

『静かな月』

今夜は中秋の名月

満月でもある。

一年の内で最も月が美しく見える日だという。

詩をつくってみた。

 

 

『静かな月』

 

今夜は中秋の名月

夜空を見上げて思う

祖母もどこかであの満月を見ているのだろうか…

祖母が空の国へ旅立ってから10年が経った

祖母は本当に消えてしまったのだと改めて思う

いつかまた再会できる日が来るのだろうか…

この広い空のどこに祖母はいるのだろうか…

私が祖母に会いたくてしょうがないように

祖母も私に会いたくてしょうがないのだろうか…

そんなことを思いながら月を見上げていたら

ひんやりとした風が鼻の先と頬を撫でていった

心地良さを覚えたと同時に

それまでとは違う極めて冷たい風だと思った

どこから来た風なのだろう

どこをどう通って

そんなに冷えたのだろう

なぜここを通るに至ったのだろう

なにも分からない風だけれど

遠い空から運ばれてきたのだろうから

きっと祖母の居所を知っているに違いない

呼び止めて聞こうとした時には風は止んでいた

風は行ってしまったのだろうか…

風はまだ側にいたのだろうか…

もしかしたら

頬を冷やしたあの風こそが祖母なのだろうか…

おばあちゃん おばあちゃんに会いたい 

そう呟いたら 

祖母の居所を感じとったような気がした

静かな月 

静かな月に祖母は居るらしい

 

「ボンちゃん、ゴリラは中秋の名月を見て、なにを思う?」

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