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2011.09.04

天国の小川英様

前日に、鬼平犯科帳 第1シリーズ 5話 『血闘(けっとう)』について、

熱く語ったのだが、

それにしてもこのセリフ、

「貴様ら外道の刀であの女の色が斬れるか」、

この凄いセリフまわし、

いったい誰が考えたものなのだろう…と物凄く気になってきた。

 

テレビ時代劇、『鬼平犯科帳』は、

池波正太郎の同名時代小説が原作である。

あのセリフも池波正太郎の言葉なのかと思って調べてみたら、

原作の『血闘』はテレビ時代劇とは若干ストーリーが異なっていた。

そして、私が熱く語っていたシーンも無い。

となると、脚本家が生み出したセリフなのだろう、

と思って脚本家名を見てみたら、

小川英という人物の名が記されてあった。

早速、調べてみた。

小川英(1930-1994)、脚本家。

1960年代、日活アクション映画の黄金期を支えた一人。

1970年頃、主軸をTVドラマに移し、

時代劇、サスペンス、アクションなど幅広いジャンルの脚本を執筆。

執筆した脚本の作品名を見ていく内に目が点になってしまった。

なぜかと言うと、

子供時代に宿題をしながらいつも観ていた、

『遠山の金さん』と『銭形平次』があったからなのである。

金さんや銭形の親分にある共通点は、

男気、人情、正義漢。

今思えば、

当時の私の心の拠り所は、

それらのドラマの世界観、

主人公たちが言い放つ情を感じるセリフだったように思う。

彼らの温かい言葉が子供心にも沁みたのを覚えている。

現代ドラマの作品名の中には『太陽にほえろ』もあった。

気づかぬまま、何も知らずにこれまで過ごしていたが、

小川英さんの生んだセリフに心救ってもらっていたのだ。

時に人は、

ひとりで生きているような錯覚に陥ることもあるが、

こうして誰かに助けて貰っているものなのだろう。

小川英さんが考えたセリフに私の心が救われていたように・・・。

 

今ごろは天国で脚本を執筆なさっていると思われる小川英様

私は小川様が創造したセリフに、いつも心救われておりました。

そのことに、たった今、気づきました。

遅ればせながら、心より感謝と御礼を申し上げます。

 

「ボンちゃん、ゴリラは、天国にいると思われる誰かに向って、思いを伝えたりする?」

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