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2011.09.29

壱師の花

「道の辺(へ)の  壱師(いちし)の花の      

いちしろく  人皆知りぬ  わが恋ふる妻」  万葉集  柿本人麿

Higanbana1

壱師の花とは、彼岸花をさしていると言われているらしい。

彼岸花と言えば、別名「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。

Higanbana3

アゲハ蝶が夢中で蜜を吸っていた。

曼珠沙華には葉っぱが一枚もなく、

緑の茎から灼熱した炎が怪しく燃えているように、

赤々とした花が咲いている。

Higanbana5

畦道に咲いていたりすると、

妖艶な頬笑みを浮かべてしなやかな指をこまねいているようで、

どうしたって著しく目立っている。

柿本人麿の妻は際立って美しかったのだろう。

目立ってみんなに知られてしまった…という和歌を読んだほどなのだから。

Higanbana2

アゲハ蝶までもが、

曼珠沙華の色に溺れているように見える。

「ボンちゃん。ゴリラは曼珠沙華に何を感じる?」

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