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2011.10.13

『大いなる人』

街でベビーカーに乗った赤ちゃんを見かけると思うことがある。

当たり前のこととは言え、

赤ちゃんは、どこに運ばれているのかも知らずに、

よくもあんなにすやすやと眠れるものだと。

自分も昔はそうだったのだろうが…。

いや、記憶には無いが、

少しは警戒していたような気がする。

少し成長しても自分ひとりで歩くことができないから、

どこに行くのも誰かに運んでもらわなければならないし、

個人差はあるのかもしれないが、

人というのは、

随分と無防備に幼少期を過ごす生きものだと思う。

詩をつくってみた。

 

 

 

 

『大いなる人』

 

「人」という字が 伝えるように

人は大地に 両足で立つ

「大」という字が 伝えるように

人は両手で 空を抱ける

赤くて小さな 人の子供に

大地を踏みしめ 大きくなれよと

願いを込めた 「大人」という字

子供の階段 上がる内に

子供心捨て 大人心とりいれ 

世なれた心に 憧れ覚え

大人を目指して 子供は生きる

子供は大人を 偉大と思い

若さが嫌だと 老いを急ぐが

老いた頃には 若さを欲する

子供が魅かれる 大人という人

心に浮かべる 理想像かと

気づく頃には 人は子供に返りだす

「大人」という字 大いなる人

人は果たして みごとにやってのける

「大いなる人」に 成りうる存在なのだろうか

 

「ボンちゃん。 ゴリラは大人に憧れる?」

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