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2011年12月

2011.12.09

『チクタクチクタク・・・』

雪が降った。

何百年の後も、

雪は白色で在り続けられるのだろうか…。

詩をつくった。

 

 

『チクタクチクタク・・・』

 

 

今日も時計がチクタクチクタク
日頃はチクタクの声は
耳に入れないように過ごしている
聞こえないふり
素知らぬ顔をしていると
チクタクは遠ざかって聞こえなくなる

けれどたまに魔が差して
うっかり耳を澄ましてしまうことがある
チクタクの話は
いつでもチクタクチクタクしている
チクタクの話は終わらないのだ

チクタクは聞く耳を持った私に直ぐに気づく
チクタクチクタクのはじまりはじまり
そう言ってパチパチパチパチと
拍手の音まで付け足して話はじめた

人生には定めがあるんだよ
定めは見えない決まりごと
運の善し悪しもあるんだよ
運が良ければ 大笑い小笑い
運が悪ければ 大泣き小泣き

もしものこと
世界に名高い時計工場にアナタとワタシが生まれた

アナタは長針
ワタシは短針

もしものこと
アナタが短針
ワタシが長針でも良いのだよ

ある日
時計界の巨匠がワタシ達を選んだ
最も似合いなフタリとして
アナタとワタシをカップリングした
相思相愛 世紀の時計の誕生
巨匠は可愛い秒針も選んだ

時計にエネルギーが入った瞬間から
ワタシ達は一緒に時を刻み出す
一時間に一度 必ず重なり合い
60秒に一度 秒之心(びょうのしん)に
お互いの様子を聞くこともできる

「秒之心(びょうのしん)」とは我がコの秒針に
ワタシ達夫婦が名づけるであろう名前
ワタシは「秒右衛門」はどうかと提案する
アナタは一秒一秒を大切に生きるコになって欲しいからと
「秒之心」が良いと言い
ワタシも同意するであろう名前

ワタシ達親子3針
望んでも大家族にはなれるものではない
アナログ時計の宿命を背負って生きる

ワタシ達は恵まれている方さ
最近は秒針のいない時計一家も多くなったから
浮気も離縁も不可能

時を刻み始めるのも一緒
時を刻み終えるのも一緒

どんな時も
ワタシ達は要の絆で結ばれてる

どちらかをあの世に見送る寂しさは知り得ない
どちらかがあの世に見送られる辛さも知り得ない

一緒に時を刻み続けて
一緒に時を刻み終える

いつも一緒に チクタクチクタク
離れがたい結びつき 時計針の永遠の絆
裏切ることもない 裏切られることもない
チクタクチクタク 憧れの運命
チクタクチクタク 憧れの宿命

人生には定めがあるんだよ
定めは見えない決まりごと
運の善し悪しもあるんだよ
運が良ければ 大笑い小笑い
運が悪ければ 大泣き小泣き

 

 

 

「ボンちゃん。ゴリラは雪を眺めるのは、好き?」

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2011.12.08

『天の涙』

今日は冷たい雨が降ってきたね。

久々に詩をつくったのだよ。

どうかな…。

 

 

『天の涙』

 

 

ついさっきまで微笑んでいた天が
一気に空の色を変えてしまった
辺りは真っ暗
雨がポツリと頬に当たる
ピカッと稲妻が光り
雷が轟きだした
容赦なく威嚇してくる

天が穏やかな時には
想像できない様がそこにはある

天が牙を剥き続けるなら
わたしたちは
狼狽えるしかない
怯えるしかない
身を潜めて祈るしかない
今更ながらに悔やむしかない
人間が自然を欺いた日々を

天の涙が海を溢れさせはじめたら
音楽の天使も地球から引き上げるのだろう

 

 

「ボンちゃん ゴリラは冷たい雨に何を思う?」

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